こんにちは。
エコドライブ研究所の福田です。
「エコドライブをすると到着が遅くなる。」
あなたは、こんな風に思っていませんか？
他にもエコドライブをしない理由として、こんな意見を聞くことがあります。
「ちょっと仕事が忙しくなってきたからできなかった」
「目的地に急いでいたからできなかった」
これらは言い訳・・・失礼。
誤解なんです。
急いだ結果、目的地に早く到着することはできましたか？
もしかしたら早く到着したような気がしているかもしれません。
それでは、どのくらい早く到着できたのでしょうか？
仮に早く到着できたとして、
急いで車を運転したということは、
ヒヤリハットする場面もあったんじゃないでしょうか。
それに対して、
ヒヤヒヤしながら運転する価値があるほど
早く着けましたか？
急いで運転した場合とエコドライブをした場合の到着時間の差。
測ってみないとわかりませんよね。
当然1人では測れないと思います。
なぜなら、早く到着したと思っていても、
本当に早く到着したのかは、
何かと比べてみないとわかりませんからね。
もし、比べてみた場合どのような結果になると思いますか？
実は、実験をした人がいるんです。
それは、静岡県のトラック協会さんです。
結論から先に言いましょう。
急いだ結果と、急がなかった結果の差は、
距離1kmあたり6秒です。
たったの6秒。
10kmで1分。
100kmで10分です。
10kmを急いで走って、
たったの1分しか早く到着できないのであれば、
1分だけ早く出発してエコドライブした方が良くないですか。
この実験では、
2台の普通乗用車で一般道102.6kmを走りました。
1台は時速60キロメートルで
ゴールまでに83台を追い越しました。
かなり急ぎましたね。
同時に追い越しは危険な行為でもあります。
気づかない間に、かなり心拍数が上がったことが想像できますね。
その結果2時間19分で到着しました。
もう1台は時速50キロメートルで
ゴールまで1台も追い越さず
反対に77台に追い越されてしまいました。
結果2時間29分で到着しました。
この10分を短縮するために、
100kmの間ヒヤヒヤ、ドキドキしながら運転をして
寿命を縮めるくらいであれば、
ダラダラとテレビを見て過ごす時間を
10分だけ短くしてエコドライブをした方が
健康にも良いのではないでしょうか。
国連のエコドライブ宣言にもこう書かれています。
気持ちが焦った状態で運転を行うと、
心拍数が高くなり健康に悪影響を及ぼす
という研究結果が報告されています。
（エコドライブの使命５番目の項目）
エコドライブは、（中略）
ココロのゆとりが持て
焦らずにリラックスした運転が
できるようになります。
これによってストレスが低減し、
ココロとカラダの健康につながるのです。
（エコドライブ宣言 前文）
エコドライブ宣言について詳しくはこちら
↓ ↓ ↓
また、実際にエコドライブ研究所の
添乗指導を受けたK.Iさんは、
このように言っています。
指導を受ける前は
全体的に速度が遅くなると予想していたので、
納品時間などに影響するのではと考えていた。
実際には、（中略）
全体的な速度も変わらずで
良い事ばかり。
指導を受けて良かった。
詳しくはこちら
↓ ↓ ↓
https://www.i-ecodrive.jp/2018/04/25/voice2ki/?blog=20180815
つまり、エコドライブをすれば到着が遅くなる
というのは、もはや都市伝説と言ってもいいでしょう。
遅くなるというのは、厳密には間違っていないのですが、
遅くなると言えるほどの時間差ではないことは
お分かりいただけたのではないでしょうか。
1kmあたりたったの6秒が、
人から人に伝わるうちに、
とても遅れるようなものに
変化していってしまった。
もしくは、エコドライブはノロノロ運転である
という誤解から、到着が遅くなるということを
勝手にみなさんに想像させてしまっていたのかもしれません。
1kmでたった6秒を短縮するために縮む寿命は
6秒では済まないのではないでしょうか。
ましてや、それで交通事故を起こしたのなら
何十年も寿命を縮めることになりかねません。
賢いあなたなら、
遅れるからエコドライブができない
なんてことは、もう言わないと思います。
ぜひ周りの方にも教えてあげてください。
エコドライブをしない人や知らない人は、
それだけで寿命が縮んでいっているかもしれません。
そういった意味でも、
正しいエコドライブの認識を持ち始めたあなたから、
大切な人に知らせてあげてください。
命を守るための、エコドライブを。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。